NEC PC−9821 V12/S7RC





 度重なる故障でいささかグロッキー気味でありまして、そして、プラモデル以下の構成
でしかないコンピューターに、貴重なデータが入っている不安定なハードディスク。単に
ハードディスクの故障でしかないのに、保証書での修理では、本体全体をメーカーに差し
出さないといけない。メーカーの不祥事が目立つ中、心底メーカーのサービスの恐ろしさ
も感じておりましたので、貴重なデータを、不用意に他人の目にさらすことがないように
したかったこと、また、データのバックアップに力を入れたことと、急ぎの修理に間に合
うように、部品取りの品物を探し始めました。それが、V12です。
 パーツ取りが目的ですから、Xa7を買ったときの要領で購入しました。掘り出し物は
結構あるものです。
   
 まあとりあえず、と思って起動させてみると、これがことのほか調子がいい。そりゃそ
うですよね。Xa7より速い120MHZのCPUが搭載されているんですから。

 で、あれこれ考えた結果、結局このマシンがメインのマシンになってしまいました。
 このころにはもうすでにインターネットをばりばりとやっておりましたが、アクセス速
度というものは、単にモデムのボーレートだけではなくて、CPUの処理速度が大きく関
係しているのです。ですから、少しでも速いマシンの方がいい。    
 このことが、メインクライアントとなった理由です。

 確か、このホームページを公開した頃と同時期だったと記憶しておりますが、このころ
から扱うデータが巨大化、分散化してしまい、パソコン間のデータのやりとりにも四苦八
苦するようになりました。裏を返せばホームページづくりのための環境とでもいいましょ
うか。ウィンドウズ添付のケーブル接続等をやってみましたけど、転送が亀のように遅い。
といっても、フロッピーでは役不足。で、目を付けたのが、MOです。
 230Mであれは゛、一台あたりの値段も手頃なものになっておりましたので、少し無
理をしましたけど、2台買って、一つはCanbeに、もう一つはV12に取り付けまし
た。

 ついでにもうしますと、実はスキャナーもついてはいるんですけどね。(SCSI万歳!)

 このことによりデータのやりとりが飛躍的に向上しました。当たり前ですが(でも、そ
の後、LANに走ってしまうのですが。(^^; )
 
 ところが、当初搭載されていた850MBのHDDが、案の定というか、購入後半年で
壊れてしまうし、後から組み込んだ4.3GBのHDDは、3ヶ月もしないうちにスキッ
プセクターが大量にできてしまうし、前途多難な状態ではありましたが、今のところは落
ち着いております。
   
 落ち着いたら、また何かやってみたくなるのが人間の性。
 このマシンにも、いつの間にやらAMD K6U/300MHZが搭載されております。
 イヒヒ。
     

   


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最終更新日 1999.05.21