マングースの会場を抜けると、そこは玉泉洞の入り口でした。
見た感じは、秋吉台を彷彿とさせるものですが、ひとたび中に入りますと、いや
あ、とにかくすごいの一言。
20年ほど前に、修学旅行で、秋吉台(秋芳洞)を見学したことがありましたが、
長さも、美しさも、秋芳洞の比ではありません。これほどのものが日本にあるとは
知りませんでした。外界は30度を超える猛暑なのに、中は、たぶん20度前後で
しょう。かいていた汗が一気に引いていきます。
しかし、自然の織りなす造形美は、人間業ではありません。(^^;
写真をご覧ください。
細々した説明は、もはや必要ないでしょう。
さて、玉泉洞も出口近くになると、だんだんと蒸し暑くなってきます。
見ると、古酒(クース)の製造所。
製造所といっても、壺に入れたもろみをただひたすら寝かせるだけのものですが、
その時間こそが、非常に大事なものです。
聞くところによると、太平洋戦争前には、100年を越える古酒があったとのこ
とでした。(どんな味だったんだろうね〜)
出口の門をくぐると、再び、灼熱の世界。けど、なんだか景色が違います。
そこは植物園でした。
そういえば、Tさんがパイナップルのことを言っていたのを思い出し、きょろ
きょろと辺りを見回すと、なるほど、パイナップル畑があります。
しかし、熱い。玉泉洞は、空調設備が整っているのですずしかったのですが、空
調のない、ほぼ自然のままの環境の植物園に足を踏み入れ、一気に現実の世界に引
き戻されてしまいました。
汗をかきかき、あるいていると、昔見たことのあるようなものが見えてきました。
そう、琉球独特の、倉庫群や、民家でした。
現在、沖縄本島ではほとんど見ることの無くなった、昔懐かしい木造建築です。
現存するものは、離島にあるということで、この写真のものは、奄美大島から
そっくり移転したものということです。
しばらく歩いていると、ドンドコドンドコと、太鼓が聞こえてきました。
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