はいさい。やっと首里んかいちゃーぴたん。
なまからわったー首里ぬ中あっちょーん話ぐぁさびら。
（こんにちは。やっと首里に来ました。今から私たちが首里の中を歩いた話
をします。）
タクシーを探すことになったのですが、場所が那覇で一番の繁華街（と個
人的に思っている）国際通りですからすぐに見つかりました。いっぱい走っ
ています。こちらから手を挙げて合図をすると、というか、乗りたいな〜と
いう顔をして、空車と思われるタクシーの運転手さんの顔をじーっと見ると
車を歩かしてくれるんですよね。
そこで、さらに合図をすると、我ら３名の前でぴたっと止まってくれまし
た。
そそくさとタクシーに乗り込み、一路首里へ。
で、着いたよ〜。首里城。
再建されて間がないということもあるでしょうけど、とにかく綺麗ですね。
漆の香りがなんともいえません。
そして、本土にあるような寺社仏閣とは明らかに違います。パンフレット
にも書いてありましたけど、首里城を見て私がイメージしたものは、中国の
紫禁城でした。
みなさんご存じのラストエンペラーという映画に映しだされる紫禁城の内
部。もちろん私は中国は行ったことがありませんので、映像を見て感じただ
けの表現になりますが、規模の違いはあれど、大変似通っているなあと思い
ました。
雑誌などで見た首里城が、今私の目の前にある・・・。
それが、写真で見た全くそのまんまなんですよね。ただ、古写真にある昔
の首里城とは一部違いもあるようです。うちなーは、過去にいろんな事があ
ったのですが、そのことが残念でしかたがありません。
私たちは中の案内に従って、てくてくと歩いていきましたが、出る言葉は
なく、ただただ感心するばかり。
夢見心地の状態で首里城から出てきて、はっと気がつくとそこに大きな門
が・・・。
首里城と言えば守礼の門。肝心な物をみていないなあと思っておりました
が、そのシンボルと言うべき物を、裏側から見ていたのでした。もちろん、
正面に回って、写真をぱちり。
私 「これじゃ〜。これが守礼の門じゃ〜。これを見んことには話にな
らん。」
（これだよ。これが守礼の門だよ。これを見ないことには話になら
ない。）
２名 「ほうじゃなあ〜。」（そうだなあ。）
やっぱり写真は写真でしかないですね。観光の醍醐味は、名所旧跡を、自
分の足で踏みしめ、目で見、耳で聞き、手で触れ、その空気を呼吸すること
です。
これこそが大事なことだと痛感した次第です。
ふと時間が気になり、時計を見ると、午後１時３０分あとでした。
首里城を後にし、再び国際通りに戻ってきましたが、なにぶん、無計画に
出てきてしまったものだから、どこへ行っていいものかわからず、結局それ
ぞれが国際通り周辺を散策することになりました。
一人歩きの良さは、人の意見に左右されず、気の赴くままにどこへでも行
けること。もちろん、それだけに起こる出来事すべては自分の責任となりま
すが、発見するものはそれ以上です。
|