次世代の大容量高速通信のニュースを最初に見たのは2000年頃だったと思います。確かI
SDNに取って代わる都市部での新しいデータ転送手段としての実験の報道でした。このときは
首都圏だけのごく一部で享受される通信モードで、地方には無関係だと私は全く見向きもしなか
ったんです。
でも消費者のニーズに触発されてか、わずか1、2年で地方にも導入され始めましたね。やは
り地方でも享受できる通信網としてはNTTしかないわけで、現在田舎で住む私としては、NT
Tの提供する高速通信網の拡大を、首を長くして待っていたのです。いわずとしれたADSLで
す。
ベースの関係で転居を幾度か繰り返しているうち、ADSLのサービスエリア内にうまく転居
できたので、さっそくADSLの契約をしました。設定そのものは実に簡単で、10分程度で完
了です。で、試しに適当なサイトを表示させると、表示にかかる時間のなんとも短いこと。一瞬
で表示されます。それに5メガバイト程度のファイルをダウンロードするにしても、ISDNだ
と20分近くかかっていたものがわずか1分で終了です。ウィンドウズアップデート等も、AD
SLの恩恵で、数分で終了できます。時代は変わるものですね。アナログモデムでダイヤルアッ
プをしていた頃から比べると、まるで夢のようです。
これからのデータ通信は、最低ADSLでしょうね。私自身の使用感から出た感想ですが、一
度ADSLを体験してしまうと、今までの低速回線に戻るのは相当な苦痛を伴いそうです。
皆さんADSLやってますか? 騙されたと思ってさっさと契約しましょうね!
とまあ、ここまでは順調ですが、やはりトラブルはつきものです。
ADSLを契約してから半年後、回線を使っていると転送速度がだんだん遅くなって、最後に
は通信ができなくなるという症状が現れ始めました。最初はLANケーブルの接続不良かなにか
と思ってケーブルにシールドをかけてみたりしていましたが、どうもそうではなくて、どうやら
ADSLモデムの不良のようでした。転送ができなくなったとき、リセットをするとまたもとに
戻りますが、それもまた時間が経つと同じような症状が現れます。モデムのファームウェアを書
き換えてみたりしてみましたが根本的な解決にならず、結局モデムの交換ということになりまし
た。モデム交換後の現在は順調に動作しております。
2003.10.06 記
2010.05.01 追記
またまた転居に伴い、NTT光ネクストのエリアにやってきたので、早速契約しました。契約
が殺到していて、工事開始までずいぶんとまたされましたが、やっとのこと光通信の恩恵にあや
かることができました。
いうまでもなく、最速です。安価で手に入る高速通信はもうこれしかなさそうです。ただ、私
の場合転居がつきものなので、この恩恵をいつまで享受できるか心配です。
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