ＣＡＮＯＮ ＢＪＣ−４５５Ｊ

　知る人ぞ知るキャノンプリンターの大ヒット製品。今から約１２年前に購入した製品です。 
　あの当時、まだ私の職場に私物のＯＡ機器が持ち込めていた時代（言い方が悪いね。実際
は職場が個人の資源に頼っていた時代だな）で、その例に漏れず私も職場に持ち込んでいた
口ですけどね、あのとき、パソコンやを職場に持ち込む以前にあんまし考えもなく買ってい
たのが、同じＣＡＮＯＮのＢＪＣ−４１０Ｊだった。なんだ同じじゃないかって思われるか
もしれませんが、この最初に買った４１０は他のメーカーに比べてかなり安価ではあったも
のの、Ａ４サイズ以下しか印刷できませんでした。職場にＯＡ機器を持ち込むに当たって、
当時職場では当たり前に使われていたＢ４サイズには対応していなかったのです。このとき
に「しまった〜。」と思いました。もうちょっと投資してＡ３サイズ対応のにしたらよかっ
た。けど後の祭りです。頻繁に使うＢ４用紙に対応した機器が必要だったんですが、あのこ
ろはどのメーカーもＡ３サイズ対応のはとにかく値段が高かったです。だいたい８〜９万円
前後から上の値段だったなあ。そんな時、パソコンショップ漁りをしていて見つけたのがこ
の機種だった。 
　当時ＢＪＣ−４５５Ｊの標準小売価格が７８０００円くらいだったのが、３２０００円く
らいでたたき売りされていましたね。どこのメーカーも安売りしない状態で、ＣＡＮＯＮだ
けが一歩先に出た訳です。当然ユーザーはだまってはいませんね。デザイン的にも問題ない
し、そのアップライトなデザインは、とにかく置く場所を選ばなかった。しばらく店頭価格
の様子を見ていましたが、２９０００円くらいになったときに迷わず買いました。 
　その後職場で１年ほど使っていて、電源が入らなくなるトラブルがあって、修理のために
メーカー送りとなっていたときに、間に合わせで買ったのが、マイナーチェンジしたＢＪＣ
−４６５Ｊでした。この機種は４５５よりもカラー印刷機能を拡張して、カラー用光沢紙を
使って、フォトインクの併用で写真印刷ができる機種だった。おまけに４５５からの流れで、
２７０００円という安価で買ったのを記憶しています。もうこのときには安売りプリンター
はたくさんあったんですけど、買いだめしているインクカートリッジの互換性のことも考え
てのことでした。そんなこんなで職場と自宅で同機種を使っていたわけですけど、ＰＣ−Ｇ
Ｌ２０ＦＳＵＪ２の記事にも書きましたが、４年くらい前、種々の問題で職場に公用のパソ
コンが大幅に導入されて職場から必要なくなってからは（実質的に職場からの私物ＯＡ機器
の排除です）、自宅に持ち帰って、もうほとんど使うこともなく４６５だけをほそぼそと運
用していました。
　１年くらい前だったかな、いつも出入りしているお友達のところでパソコンのデータを扱
うことが多くなって、眠っていた４５５をお友達の家に置くことにしたんです。２年くらい
全く電源も入れたこともなかったので、動くかどうか心配でしたが、無事に動作してくれま
した。
　そんなある日、ストックしてあるインクカートリッジが残り少くなってきたのでネットの
安売り品の検索していたらある記事に目が止まったんです。なんでもＣＡＮＯＮがインクカ
ートリッジ（ＢＣ−２０等々）の販売を本年１２月をめどに順次販売終了するらしいとのこ
と。考えてみたら、プリンター購入からもう１０年以上も月日がたっていたんですね。人気
機種だったっといってもメーカーもサポートの限界があるわけで、約１２年の節目でけじめ
をつけたわけですね。けどプリンター自身はすこぶる快調でまだまだ使えるので、約２ヶ月
前からインクカートリッジや詰め替え用インクをこづかいに余裕があるときに買いだめして
います。
　ちょっと調べてみたら、フォトインクのＢＣ−２２ｅは１年前にもう販売終了して、詰め
替えインクもどこのサードパーティも作ってないようでした。非常に残念ではありますが。
　現存しているＢＣ−２０、ＢＣ−２１ｅ、ＢＣＩ−２１Ｃｏｌｏｒ、ＢＣＩ−２１ｂｌａ
ｃｋについては、現在の使用頻度からいって４、５年ぐらい使えるくらいは買いだめしまし
た。あともう少し買いだめして、プリンター本体が終焉を迎えるときまで大事に使っていこ
うと思っています。