さて、西暦2000年まであと4ヶ月です。
ちまたでは、やれノストラダムスがどうとかいう話で持ちきりですが、あまり問
題視されない事柄にY2K−2000年問題があります。
詳しいことは専門家に任せるとして、私の身の回りでも、全く危機感というもの
を感じません。その原因は、コンピューターというものに対して理解がない、とい
うことにつきるのですが、(反論のある方は掲示板の方へどうぞ)自分としてはど
うするか、実のところ、その方策は決まらない状態なのです。
問題は、不完全なカレンダーを持ったマイクロチップ搭載製品にどう対処するか、
なのですが、現在世界で500億セットもある電気製品に対して、
「手の施しようがない」
というのが欧米では一番筋の通った考え方のようです。
問題を抱えたマイクロチップを設計した人の書いた本も読みましたけど、商業主
義に走った結果の賜だそうで、とはいっても、今責任問題を云々言ってる場合では
なく、いかに2000年を迎えるかということが先決のようです。
ちまたでは、「プログラムの欠陥」などという間違った解釈が浸透してしまって
いて、それこそが問題のような気がします。
ソフトウェアが問題ではなくて、ハードウェアが問題なんです。
ライフライン、金融、交通機関、そこで動く機械の中にはすべてにマイクロチッ
プが使われているのです。
「直接カレンダーとして使用していないから大丈夫だ」
そう考える人もいるでしょう。でも、高度化したシステム内で、不用意にエンド
コードが出されたらどうなるか?
エンドオブウィークのその日がもうすぐやってきます。
2000年問題の最初の難関です。これを皮切りに、約1年の間、いずれ発生す
るであろうトラブルと対決するのです。
え、どうせ何も起こらないだろうって? そう思っているあなた、何を根拠にそ
う考えますか?
チップ設計者、システム設計者が、もうお手上げだ、何かが起こるだろうが、い
ったい何が起こるのか予測できない、といっているのです。
私は、***********をします。今後のために。
え、読めないって? いやいや、それは秘密です。
1999.08.22 追記
エンドオブウィークです。カーナビゲーションシステムが、予想通り誤作動を起
こしました。予想されていたことですが、日付がおかしくなるだけではなかったよ
うです。システムが起動しない、正確な位置が表示されない等々。
2000年1月1日に、ライフライン関係でこんな誤作動が起こらないことを祈
るだけです。
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