2級免許を取得してからは、上級免許所持者としての優位性を満喫しておりました。
やはり、14メガでのQRV、また200W運用は、アマチュア無線家としての世界
観を大いに広げてくれました。そんな中、フレンド局が一アマに合格したという話を
耳にしたのです。アマチュア無線従事者免許の最高峰、一アマ免許は、2アマに合格
してからのステップアップ事項として問題集を買い込むなどしておりましたが、現状
に甘んじてしまい、今ひとつやる気がなかったのは事実です。でも、昔と違い、一ア
マも実技試験がなくなっていたのです。そう、かつての3アマ、2アマを取得したと
きと状況は同じです。そんなことから、自己啓発と思い、またフレンド局に追いかけ
て再び一アマ取得に向け、再び勉強を始めました。
改めて問題集を見て思ったのは、法規は2アマの延長線上ですが、無線工学は2ア
マとは全くの別物でした。また一からのスタートです。とにかくわからない問題だら
けです。難易度もおそらく大学の物理といった印象でした。勉強を始めたのが平成1
5年9月。12月期の試験に照準を合わせました。でも、やはり一アマです。そう簡
単には勉強をはかどらせてはくれません。こつこつと勉強を進め、過去問題を解いて
なんとか7割程度の回答率に持ってきたのが試験日の2日前。不安感の中、12月2
日、試験に臨みました。結果、法規137点、無線工学104点。平成27年12月
期の試験は不合格でした。しかしながら、不合格とはいえ、あと1点のレベルまで持
ってこれたのです。平成28年4月期の試験に向け、あと3問の正答のスキルアップ
を計りました。そしてリベンジ。4月2日、再度の挑戦です。結果、法規123点、
無線工学117点。晴れて第1級アマチュア無線技士に合格しました。4月18日に
インターネット上で合格発表を確認し、4月20日に合格通知が届きました。このと
き実は狙っていることがありました。それは免許番号の若番です。平成28年度の0
0001番を狙って、合格通知が届いたその日に従事者免許申請書類を完成させ、翌
日早朝に基幹郵便局である徳島中央郵便局のゆうゆう窓口に投函したのです。
そして待ちに待った5月10日。免許が届きました。残念ながらキリ番の1番では
ありませんでしたが、00005番。メリット5です。晴れて第1級アマチュア無線
技士の仲間入りです。免許の名に恥じぬようこれからも精進したいと思います。
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